2018年9月19日水曜日

エメラルドドラゴン原画展 無事終了致しました!

9月15日と9月16日の二日間に渡って、吉祥寺ココマルシアターにて開催されました「エメラルドドラゴン原画展」

魅力的なキャラクターと感動のストーリー、美しいサウンドやグラフィックで当時のPCマニアだったら知らない人はいないであろう、レトロPCの名作RPG「エメラルドドラゴン」

今回は PC時代に焦点を当てた、木村明広氏による原画展。
9/15はトークショーとサイン会、9/16にはサイン会が行われました。



木村明広氏、声優の保志総一朗氏と言う豪華ゲストとたくさんのお客様のお陰で、大盛況で終了致しました。
本当にありがとうございました!

BEEP秋葉原さんにお貸しいただいたPC8801による実機でのオープニング上映とBGMが、入った瞬間に当時の想いを蘇らせる感動の演出となりました。




初日は天候もあり周囲の店舗に少し迷惑を掛けてしまい、お客様からの若干のクレームもありましたが💦(大変申し訳ございません)エゴサーチしたところほとんどのお客様が喜んでおられたように思います。
他のイベントでもお逢いするレトロゲームファンのお客様にも温かいお言葉やエールをいただき、本当に支えていただきました。


お客様がサインを貰うためにお持ちした貴重なアイテムなどを拝見させていただいたり、様々なお話を伺ったりと、情熱を体感する素晴らしい時間となりました。
最終日は最後の最後まで椅子に座り、感傷に浸っていたお客様もいらっしゃいました。
その姿に胸を打たれました。



トークショーでは「当時の制限の中での工夫」の話など、グダグダなMCながらも私が個人的にお聞きしたい話を伺いましたが、Twitterなどを見るとそう言った内容がしっかり響いていた方も多かったようで、それはレトロゲームを愛する皆様の共通の想いなのだと実感しました。


今回の成功は、まだ顔も知らない状況で突撃した私を受け入れてくれ、その後も信用して自由に行動させて下さった木村先生のお人柄と、エメドラを始めとしたこれまでの作品の功績の他なりません。
私共は木村先生とファンの皆様の架け橋になれた、それで十分です。

お客様から「開催してくれてありがとう」「ぜひまたやって下さい」と肯定的な意見を多数いただき、私共も感謝と感動に満たされました。
ぶっちゃけ利益をしっかり出すにはまだ時間が掛かると思いますが😅、こんなに素晴らしい仕事はないと思います。


突然ですが、イベント準備中に心に響いた「LA LA LAND」の劇中歌「 “Audition (The Fools Who Dream)」の引用を。

引用元
http://migmemo.net/archives/1690

She told me:
A bit of madness is key
to give us new colors to see
Who knows where it will lead us?
And that’s why they need us,
So bring on the rebels
The ripples from pebbles
The painters, and poets, and plays 
彼女はこう言った、
ちょっとの狂気が鍵なの
世界に新しい色を与えてくれる
それからどうなるかなんて誰にわかるっていうの?
そして、それが私たちが必要とされる理由なの
だから反逆者を、
小石で生まれるさざなみを集めましょう
画家を、詩人を、演劇を!

And here’s to the fools who dream
Crazy as they may seem
Here’s to the hearts that break
Here’s to the mess we make 
そして夢みるおばかさんたちに乾杯しましょう
気が違っちゃったみたいに見えるかも知れないけれど
張り裂けた心に、
私たちのするめちゃくちゃに乾杯しましょう

「ゲーム」なんて言うと「オタクの趣味」的な偏見が未だあるかも知れません。
レトロゲームと言えばさらにマニアックと思われるかも知れません。


それでも人それぞれの思い出や思い入れがあり、感動があり先人への敬意があります。
(特にこうしたイベントでは作品やクリエイターへの敬意を感じる事が多く、こちらもお客様を信頼して運営出来る事が多いです)
興味のない人から見たら馬鹿げた事と思われるかも知れません。
それでも理解してくれる人々も居るし、共感している人々も必ずいます。

ファンの皆様が木村先生とお話しし、それぞれの思いを伝える姿や笑顔に胸が熱くなりました。

出し切れなかった物凄い枚数の木村先生の原画には本当に心震わされ、それこそ良い意味での狂気を感じました。
だからこそ、私やファンの皆様の世界に新しい色を与えて下さったのだと思います。

先に何があるか、どうなって行くかは分からないまま、とにかくひたすらやれる事をやって来た数ヶ月。
行動を起こした事で、来場された皆様の日常にほんの少しの喜びを提供出来た事、木村先生や当時のスタッフの方々が作り上げた素晴らしい作品に対するたくさんの人々の想いを蘇らせる事が出来た事を誇りに思います。

木村明広先生
保志総一朗様
ご来場下さった皆様

BEEP秋葉原様
ツクモ様
デジタルワークスエンターテイメント様
ココマルシアターのスタッフの皆様

弊社スタッフ

本当にありがとうございました!!

エメドラグッズはピクセルオフィシャルWEBショップで購入可能です。

2018年5月18日金曜日

「ドットの拳GIGA」ゲームレジェンド28にて発売開始!

「ドットの拳GIGA」(どっとのけん・ぎが)


ドット絵・ロゴデザイン:Mr.ドットマン小野浩氏
音楽:中潟憲雄氏


と言う、ナムコ黄金期のレジェンドお二人を迎えてお届けする、世界一チマチマした格闘ゲーム「ドットの拳GIGA」が、5/20(日)川口市市民ホールフレンディアにて開催されるレトロゲームのお祭り「ゲームレジェンド28」にて頒布開始されます。


パッケージ


今回は「Mr.ドットマン仙台支部」と言う、ありがたき称号をいただいている弊社が開発を担当致させていただきました!

仙台ももちろんそうでしたが、各ワークショップや海老名文化会館にて開催された「Mr.ドットマンドットアートの世界展」でも好評だった、鳥獣戯画など小野さんが描かれている名画ドット絵シリーズをベースにしたドット絵のキャラクターたちが、個性豊かな技を以てぶつかり合います。

Mr.ドットマン公式商品でありながら、結構自由にやらせていただいたので、本当にありがたいです。

その分、当然ながらゲーム内容の責任は弊社にございますので、不具合報告やゲームに関するクレーム等は弊社にお送りくださいね。
もちろん肯定的なご感想が一番嬉しいですが(^^


公式トレーラーより

キャラ小っさ!
キャラ少なっ!

と言うちょっと問題ありなキャッチコピーでお送りする今作。

チマチマしながらもコマンド技キャンセルやコンボ、空中コンボ、目押しコンボ、超必殺技など、格ゲーの醍醐味はそれなりにございます!
友達とワイワイ楽しむのにピッタリのゲームです。

今回はゲーレジェ限定トートバッグ付きで3,000円。
小野浩さん、中潟憲雄さんがブースにいらっしゃった場合にはサインもいただけますよ~


タイトル:ドットの拳GIGA(どっとのけん ぎが)
ゲームジャンル:格闘ゲーム
対象年齢:全年齢
価格:3000円(税込)
仕様:限定トートバッグ付CD-ROMソフト
動作環境:(最低)OS:WindowsXP以上 プロセッサー:Core2Duo メモリ1GB程度
メディア:CD-ROM
その他:USBコントローラーをご用意の上、お遊びください。


公式トレーラー第一弾
オープニング&キャラクターダイジェスト

2018年3月15日木曜日

飯館村あづまるネット2018に参加しました!

2018年3月11日

東日本大震災から7年目のこの日、福島県の飯舘村交流センターで行われたイベント「飯館村あづまるネット」にて、「Mr.ドットマン仙台支部」としてワークショップをさせていただきました。




私ごとではありますが、弊社代表佐々木が里親として預かっている犬「ヒューガ」が震災前に住んでいたのが飯館村なのです。

Mr.ドットマン仙台支部での活動という名誉もさる事ながら、ゆかりのある飯館村、しかも3.11と言う特別な日に、皆様の笑顔に貢献出来た事を心より嬉しく思います。

ヒューガの元の飼い主のご夫妻も駆け付けて下さいました!





ワークショップを行なっている部屋に、何度も足を運んでくれた小学一年生の男の子が選んだドット絵の素材は・・・


なんとMr.ドットマン小野浩氏の似顔絵!!
喜びのあまり、すぐにご本人にメールしましたとも。




初めての事なので、少し声がけしないと難しいかなあと、イベントが開始されるまでは思っておりましたが、暖かく気さくな飯館の皆さまは、こちらから声を掛ける間も無く、積極的にワークショップに参加してくださいました!




今回は親子のお客様が多くなると思われましたが、意外にも女性単身でのご参加が、お子様と同じくらい多かったですね。




いつもそうですが、作業中は皆さま真剣そのもの。
途中ドットがズレ、失敗しそうになったお子様もいらっしゃいましたが、ちょっとしたアレンジをアドバイスしたところ、ちゃんと形になりました!




私もリクエストを受けて急遽参戦。




NPO法人ルワンダの教育を考える会のルーシーさん。
彼女が販売していたルワンダコーヒーの売上が、ルワンダの子供達の教育のために寄付されるそうです。





焼き鳥、スープ、スイーツ、わたあめ、おうどん、おしるこ、アメリカンドック、たい焼き、漬け物、大根餅、その他たくさんの食べ物が無料で振る舞われ、来場された方全員が笑顔になるイベントでした。

そのうちのいくつかご馳走になりましたが、どれも美味しかったです!
「大根餅」と聞いて様々なバリエーションを聞いておりましたが、どの予想とも違う食べ物(味や風合いはチヂミに近いかも・・・)で、こちらも非常に美味しかったです。

「飯館村あづまるネット」は、特定非営利活動法人シャローム様が主催になって行なっているイベントで、これが3回目だそうです。

人を笑顔にする仕事って最高ですね。





私共ピクセルとしても、笑顔のお手伝いが出来る事であれば、積極的に参加させていただきたいと思っております。
イベントへの出展依頼、開催のご相談など、何かあればお気軽にお声がけ下さいね。

素晴らしい体験をさせていただき、本当にありがとうございました!

2018年2月8日木曜日

1万人?いえいえ100万人組手です。「百万人組手KEN(拳)」

どうもこんにちは!
お久しぶりの投稿です。エイジです。

様々な困難を乗り越えて今回リリース致しました、百万人組手KEN(拳)のご紹介です。


ただタップするだけ。

時間を掛けてすこしずつ増えて行く挑戦者。地味に成長して行く主人公拳。
文字通り、100万人の格闘家が登場する、とにかく気長な戦いへの挑戦。
あなたは最後まで戦い抜く事が出来るか!?
ドット絵の懐かしいグラフィック。バリエーション豊かな挑戦者!
タップ!タップ!とにかくタップ!





いやぁ・・・




無理っすね!

8000人で諦めました(笑

(この画像はテスト中のものです。よくここまでやったな・・・)


何?このクソゲー!100万人なんて無理ですって!
そんな100万回もタップする人がいたら是非みてみたいですよ。

しかも以前弊社でリリースした「空手チョッパー拳」の続編らしいのですが、
この発案者である自分の耳に入らないまま制作が進んでおりまして、


知った頃にはほぼ完成していると言うね・・・



ただタップするだけではありますが、
レベルアップすると、挑戦者を一掃出来る必殺技が使用可能!
これで若干の爽快感がアップします。
しかしレベルアップまでが長い!!
なにが爽快感!爽快まで行くのが苦行になるとは!


果たしてこの長い長い苦行の果てに行き着く結末とは?




2018年1月30日火曜日

「Mr.ドットマンinSENDAI」(後編・トークショー)

2018/01/27(土)
Marucafeにて、「Mr.ドットマンinSENDAI」のトークショーが行われました。

ナムコ一社提供の伝説のラジオ番組「ラジオはアメリカン」の大橋照子さんをMCに、ゲストに「源平討魔伝」や「サンダーセプター」などの作曲でも有名な中潟憲雄さん、「キラキラスターナイトDX」や「8BITMUSIC POWER 」など、現代に蘇ったFCソフトを手がけるイラストレーター・漫画家のRIKIさんをお迎えした、今回のトークショー。

豪華過ぎるメンバー、そしてそれに見合っていたと自負出来るような、笑いあり、感動ありの濃い内容のトークショーとなりました。

内容は、ご来場いただいた皆様だけの特別な体験ですので、詳しい事は書けませんし、公開出来る画像も一部ですが、その雰囲気が伝われば幸いです。




たくさんのお客様にご来場いただき、会場であるMarucafeさんに臨時の椅子を用意していただくなど、満員御礼状態!!

ちょっと前に、関東方面のイベントで中潟さんたちとお逢いしていたお客様も足を運んでくれたそうです。




トークのプロフェッショナル、大橋照子さんのさすがの進行で、お客様たちも巻き込んで和やかながらも盛り上がる会場。
大橋さんの長年のファンの皆様も数名、わざわざ仙台まで足を運んで下さいました!
本当に感謝です。




ナムコ時代のエピソードやゲストの皆様の紹介、「Mr.ドットマンのゲームを作るなら?」といった構成で、トークショーは進行しました。




MCばりにトーク上手なRIKIさんが盛り上げ、ちょっと盛り上がり過ぎて脱線したところを大橋さんが制御する、と言った面白いコンビネーションもちらほら。




 「Mr.ドットマンのゲームを作るなら?」と言うトークテーマに寄せられたお客様の企画に、実際の現場さながらの真摯なアドバイスをする中潟さん。
現実的なお話の中にも、提案者に対して愛のあるトーク内容に、会場の皆様も引き込まれていたようです。




ゲーム業界を志す20代のお客様に、レジェンドの皆様が一人ずつ真剣にアドバイスをすると言う場面があり、感動してしまいました。



そしてトークショー終了後は少しの間、物販やサイン会を交え、ゲストとお客様との談笑タイム。

先日の宮城ローカル番組「OH!バンデス」に小野さんが急遽出演してくださった事で、「レトロゲームは知らなかったけれど興味を持った」と言う10代の女性のお客様がいらっしゃいました。
どちらかと言えば30〜40代をターゲットにしていたこのイベントに、若い方が興味を持って下さった事は非常に嬉しいです。

また、昨日のワークショップのブログに書き忘れたのですが、代々木アニメーション学院に別イベントでいらっしゃっていた10代の若者たちが、「ドット絵大好きです!」とおっしゃって下さり、イベント趣旨を説明したところ、遠目に小野さんたちを見て興奮していたのが印象的でした。

本当に価値があるものは、世代も性別も問わず理解していただけると実感致しました。

ご来場いただいた皆様、小野さん、大橋さん、中潟さん、RIKIさん、最高の時間を本当にありがとうございました!

Mr.ドットマンこと小野浩さんの活躍は、まだ始まったばかり。
これからも目が離せませんよ〜


2018年1月29日月曜日

「Mr.ドットマンinSENDAI」無事終了しました!(前編・ワークショップ)

2018/01/27(土)
代々木アニメーション学院仙台にて、弊社初のイベントとなる「Mr.ドットマンinSENDAI」のワークショップが行われました。

まずはイベントの様子を写真と共にご覧ください!


Mr.ドットマンこと小野浩氏による開会のあいさつと、ホワイトボードの「一点入魂!!」
の文字。
ドット絵の基本です。


マニュアルやお手本を見ながら制作開始!


男性女性、お子様から大人まで、幅広い世代のたくさんのお客様にご来場いただきました!


序盤は雑談を楽しみながら進みましたが、作業が佳境に入ると皆様真剣に手を動かしています。


なんとトークショーゲストの大橋照子さん、中潟憲雄さん、RIKIさんもワークショップに参加!
他の参加者の皆様と交流を深めておられました。

大人も子供も男性も女性もみんな笑顔!!
上のような光景を見るために、このイベントをやったと言っても過言ではありません。


すみません。
後ろ姿ですが手前の黒いジャケットが中潟憲雄さん。


RIKIさんは、参加者の方とかなり気さくにお話しながら作業を進めておられました。


見た事ありますね。
そうです。あれです。


碁石海岸・穴通磯をドット絵にて表現したお客様もいらっしゃいました!
碁石海岸は昔WEB制作で「墓石」と書き間違い、それがシニア向けコンテンツだったと言う、シャレにならない思い出が・・・(笑 


こちらも某有名キャラクター。
みなさん上手に描かれていらっしゃいました。 


オリジナルの図案を持参下さったツワモノも!!!
こちらのお客様は、トークショーでも大活躍されていらっしゃいました。


この真剣な眼差し。
感動しました!

ニッパーを見る事が初めてだったのか「怖い!これやだ!」と言っていた少年も、気づくと自らニッパーを握り、作業に没頭していました。
図案を持参していたので、私ピクセルの佐々木も、図案のドット化に協力させていただきましたよ〜。


テーブル毎にドットマン賞を決めるのが恒例なのですが、大橋さんテーブルのドットマン賞はこの剣のアイコンを制作した小学四年生の男の子!

マインクラフトの書籍を持参し、様々なドット絵を方眼紙に試して試行錯誤しながら作業していました。
普段もアイロンビーズでドット絵を書き、ストップモーションが出来るアプリでアニメーションを制作しているそうです。

そんなお子様にも参加していただけて嬉しいです。
また、参加をさせてくださったご家族にも感謝です。

未来のMr.ドットマンかも!?


ご協賛いただいた、株式会社ピコラの金子様も顔を出してくださいました!
金子様も某有名ゲーム会社出身。
ドッターだった時代に「一点入魂」をモットーに作業されていたそうです。
このたびは本当にお世話になりました。




ご来場いただいた皆様、ご協賛、ご協力いただいた法人、個人の皆様、ゲストの皆様、今回は本当にお世話になりました。
不慣れな事で私共の手際も悪く、かなりてんやわんやしてしましたが、とても温かみのある、楽しいイベントになりました。

遊んでいたゲームの制作に携わっている面々を前に、
「子供の頃の自分に教えてあげたい!!」
運営側は口を揃えて言っておりました。
もちろん私も😅

勢いだけで突っ走った数ヶ月でしたが、結果的には、今ピクセルに出来る最高の形にはなったのかなと思います。名前が「株式会社ピクセル」で最初のイベントが「Mr.ドットマン」
これは奇跡です。(ドットの英語表記はPixel)

イベント開催にあたり、大変な事もかなりありましたが、今では笑い話です。

そんな苦労の中、一つだけお願いがあります。



今回はまず会場探しから始まりました。

「若い世代にゲームの黎明期のお話を知ってもらいたい」
「ドットの技術から新しい発想を生み出してもらいたい」

などの想いもあり、会場は専門学校に、と言うコンセプトがありました。

仙台初のイベントと言う事で、元ナムコと言う経歴、小野浩さんの過去の作品名を言うと担当の方は皆様「おお!」とはなるのですが、残念ながら「上に話を通します」から自然消滅・・・というパターンが多かったです。
それらは、こちらの都合で始めた活動なので、当然かとは思います。
お話を聞いていただいただけでも、本当に感謝しております。
各校の担当者の皆様、本当にありがとうございました!



しかし、会場探しを始めて最初に言われた一言が、どうしても引っかかっているのです。



「ゲームは興味あるけど、ゲームを作る中の人に興味あります?」

最初がこれだったので「その程度の認識だと仙台では無理なのかな?」とまで思ってしまいました。

これは、私共は言われても別に良いのです。 
レジェンドクリエイターの皆様も大人なので、言われても流して下さると思います。


ただそれは、ゲームの専門学校に通っている生徒さんに言って良い事なのでしょうか?


今回のイベントにも来てくれた、知り合いの小学生の少年は、尊敬する人に任天堂の「宮本茂」氏を挙げています。ゲームを作りたい、ゲーム会社に入りたい夢があるのです。

私たちクリエイター(自分をこう言うのはおこがましいですが)にとって、好きなゲームや映画、音楽などを作っている中の人は、同じ憧れでも、芸能人などとは違います。
極端な言い方しかありませんが、神様みたいなものなのです。
それこそ創造主なのだから、ある意味正しい表現ではないでしょうか。

小野さん、中潟さんを始め、レジェンドクリエイターの皆様は今でも精力的に活動し、たくさんのファンに希望や夢を与えています。

せっかくゲームの道を夢見て専門学校に入学した生徒さんには、そう言うクリエイターになってもらいたいです。

ゲームに限らず、クリエイティブな道を志している人々は、自分の作品が愛され、誰かの人生に夢や希望、良い影響を与える事を少なからず願っていると思います。
心に響く作品に出会った時、その出会いは人生に影響を与え、きっとその作者に興味を持つと思うのです。

ゲーム系専門学校の生徒さんは「ゲーム」ではなく「ゲームを作る中の人」になって行く訳ですから、興味を持たれない人になってしまうのはあまりにも悲しいです。




ご協力いただいたから言う訳ではありませんが、今回特別協賛いただいた、代々木アニメーション学院さんの生徒さんは挨拶もしっかりされており、感動致しました。それは方針だそうです。
技術を磨く事はもちろん大切ですが、AIに取って替られるような仕事でない限り、そういった人としてのコミュニケーションや魅力はもっと重要だと思うのです。 

クリエイティブ系などの教育現場にいらっしゃる皆様、どうか、「ただの中の人」と言われないような未来を、生徒さんに描いてあげてください。心のある作品は、きっと人の心を動かします。そんな作品を創るクリエイターの芽を大切にしてください。
全てが無駄でないといつか気付く事が出来る、いくつになっても前向きに輝ける、そんな夢のある大人を育ててあげてください。



それが私共からのお願いです。
私共も若い世代がもっと夢を見れるような社会を実現出来るよう、微力ながら尽力して行きます。